クセの主な種類とその原因について触れてきましたが、今回はご自宅で出来るくせ毛対策についてお話していきます。正しい知識を取り込み、正しいヘアケアをすることでくせ毛を抑えていきましょう!

自宅で出来るくせ毛対策5選

1,ドライヤーをうまく使いこなそう!

髪全体が大きくうねっている「波状毛」の人は、ドライヤーの使い方を少し工夫するだけでも、だいぶくせ毛の印象が変わってきます。髪を乾かす時はドライヤーを髪の根元に当てて、髪をしっかり起こすようにしながら乾かしましょう。くせ毛の人はどうしても髪の毛が広がりやすいので、上からしっかり押さえるように乾かす人が多いかもしれません。しかし、実は根元を起こしながら乾かすほうが、髪の毛全体の広がりを抑えることが出来るのです。

① 髪から15cm以上離して、一箇所に熱が溜まらないように左右に振りながら乾かします。

② キューティクルが閉じるように髪の根元から毛先へ向けて風を当てます。

③ 空いている手で髪の根元から手ぐしを通しながら少し引っ張るように乾かすと、クセがかなり落ち着きます。

2,髪は早めに乾かそう!

シャンプーした後、濡れた髪のままの状態で暫く放置して自然乾燥になってしまうとそれだけで余計なうねりやクセがついてしまいます。髪は濡れているだけでも内部タンパク質が流出しやすくなります。また、頭皮にも悪影響を及ぼすことになります。夏場は雑菌が繁殖しやすい状態になりやすく、冬場は血行不良に繋がります。自然乾燥はとても良い状態であるとは言えません。

3,日焼け対策をしよう!

帽子や日傘は美肌のためだけではありません。日に当たると髪の毛の水分も蒸発していきます。くせ毛は髪の水分バランスが保つことが出来なくて、うねりが起きます。帽子や日傘を活用しての日焼け対策は髪にも有効です。

4,ヘアケア商品を見直そう!

ツバキオイルなどのオイル製品をヘアケア用に使用する方が多いのですが、間違ったオイル選びをしてしまうとキューティクルは湿度に応じた調整が出来なくなってしまいます。特に最近では、PEG(※PEGといった水素添加された油分)の数字が大きいほど不飽脂肪酸が多くなります。これらの成分はトランス脂肪酸に分類され、天然の植物油には含まれない合成成分です。製品名や商品イメージはよく見えるかもしれませんが、ヘアオイル選びには注意が必要です。

5,食生活を見直そう!

食事が健康な作ることという考えは、もはや当たり前のことです。玄米食や発酵食品、野菜・食物繊維を多く摂取することは毛髪の健康にも大きく関わってきます。

多忙な生活をしているとどうしても手軽に食べられるファストフードが便利なので増えがちです。しかし、食生活を利便性に頼りすぎてしまうと、トランス脂肪酸を過剰に摂取してしまうことになります。食事で取り込まれたトランス脂肪酸は皮脂として頭皮からも排出されます。頭皮のベタつきが気になる方は食生活を改善することも対応策のひとつです。

玄米は必須ミネラル、特に毛髪育成に必要不可欠な栄養素である亜鉛やケイ素なども理想的なバランスで摂取することができ、頭皮環境だけでなく身体にも理想的な食事であると言えます。

まとめ

以上が主に自宅で出来る対策です。

今日から実践できることがほとんどなので、意識しながら毎日のヘアケア、頭皮ケアを継続していくと、クセやうねりをある程度抑えることが出来るようになると思います。

毎日の美しい髪のために正しい知識と正しいヘアケア方法で、未来の髪の毛を作り上げていきましょう!